池上右衛門大夫宗仲
【いけがみうえもんのたゆうむねなか】
鎌倉幕府の作事奉行、池上左衛門大夫康光の子・兵衛志(ひょうえのさかん)宗長の兄。池上兄弟は日昭の甥であり、建長8年頃から大聖人に帰依、父・康光は極楽寺良観の熱心な信者で、文永12年、建治3年に宗仲は勘当された。因にこの父による迫害の折りに、兄弟に励まされた激励の手紙が「兄弟抄」である。