色心の留難を止むる秘術 

 色心の留難を止むる秘術 

【しきしんのるなんをとどむるひじゅつ】

 法華経本迹相対して論ずるに迹門は尚始成正覚の旨を明(あか)す故にいまだ留(るなん)かかれり、本門はかかる留を去りたり然りと雖も題目の五字に相対する時は末法の機にかなはざる法なり、真実一切衆生・色心の留を止むる秘術は唯南無妙法蓮華経なり。

日蓮

四条金吾殿御返事