スッタニパータ

スッタニパータ

 経集の意。パーリ語で書かれた南方上座部の経蔵に含まれる聖典。原始仏典の中でも最古のもので、その中でも特に第4章と第5章は、初めは独立していたもので、仏教最古の聖典といえる。後世の体系化される前の素朴な仏教思想の表現が見られ、最初期の仏教教団のあり方、思想を知るのに貴重な資料となっている。邦訳としては、中村元博士の『ブッダのことば スッタニパータ』(岩波文庫)があり、平易な翻訳である上に注釈が充実している。


【『仏教のなかの男女観 原始仏教から法華経に至るジェンダー平等の思想』植木雅俊(岩波書店)】

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