人本尊

人本尊

【にんほんぞん】

大聖人の御事。「開目抄」において開顕された。法本尊に対応する言葉であり、人と法が相即(一体)の関係にあることは、曼荼羅の中央に「南無妙法蓮華経 日蓮」とある事から分かる。人格化された本尊というわけではない。

付属・方軌等様々な観点から人本尊たる所以を明かせられるが、ここでは、大聖人の依経とされた法華経から立証すると、

虚空会の儀式中、

「法師品第十」の況滅度後、「宝塔品第十一」の六九易、「勧持品第十三」の三類の強敵の経文通りの戦いと魔の出来を一生の内になされた事、特に佐渡流罪を契機として左記の事由から、ご自身が末法に於ける仏との確信を得られたと拝される。