似破・能破

似破・能破

【じは・のうは】

他宗の法華経批判を大まかに二種にわけたときの分類法。破とは破折の意。

「似破」とは、内心は法華経の正しさを知りながらも表向きは法華経を下すが、法華経の正義をより分明にする為にあえて背いていると考えられる場合もあり、ニセの攻撃といえる。

「能破」とは、法華経の正しさを知らず自義が正しいと思い込み、本心から法華経を破している状態で、更に能破には悪と善の二つがあり、実際に優れている経を劣っていると誤認して攻撃するのは悪能破であり、謗法となってしまう。法華経は、諸経の中に於ける王であるから、四重の興廃のどの範囲と比較しても、法華経を誹謗することは、無智悪人であっても、即悪能破となり、法華経に対しては真実の攻撃と看做される。