十四章摩崖法勅

十四章摩崖法勅

【じゅうよんしょうまがいほうちょく】


阿育大王が制定した法律


第1章 殺生・供犠を禁じる。

第2章 人畜のために2種の療院を建設し、薬草を栽培し、街路樹を植え、井泉を掘鑿(くっさく)せしむ。

第3章 5年ごとの地方巡察に出ることを命じる。

第4章 法の宣行を増長すべきことを述べる。

第5章 法大官を設置する。

第6章 上奏官に迅速な政務の処理を命じる。

第7章 一切の宗派が一切処に住することを希(ねが)い、克己と心清浄を強調する。

第8章 過去の諸王の慣行であった娯楽の巡行を廃して、法の巡行を始める。

第9章 法の祈願とその功徳を説く。

第10章 法柔順と、法実行すること、それによる名声と栄誉を説く。

第11章 法の布施、法による親善、法の分与、法による結縁を、優れた布施であると説く。

第12章 一切の宗派相互の寛容を説き、一切の宗派の本質増長を、優れた布施または崇敬であるとなし、法大官、監婦大臣、飼獣苑官に菅掌せしむ。

第13章 カリンガ征服による惨状を述べ、その悔謝として法に対する愛慕および法の教勅を行う。法による征服を最上の征服となし、帝国の諸隣邦へ使臣を派遣する。5人のギリシア王を挙げる。

第14章 結びの言葉。領土内に銘刻せしめた法勅は、場所のいかんによって、簡潔なもの、中庸なもの、詳細なものがある。

【『私の仏教観』(第三文明社)1974-04-02発行】


阿育大王