常陸の湯

常陸の湯

【ひたちのゆ】

大聖人が向かわれた温泉地。その途上、池上邸にて入滅。

常陸の湯」とはどこの温泉なのかという点について次の2説が有力である。

1.常陸には波木井実長の三男・弥三郎実氏(さねうじ)の領地(隠井〈かくらい〉=今の水戸市の加倉井)があり、そこに鉱泉が湧いている。その関係から波木井一族がこの地での療養を勧めたのかもしれない。

2.今の福島県いわき市常磐湯本温泉は古来「さばこの湯」(三箱、三函、三筥)として有名であり、そこに大聖人御在世の時代にすでに信徒がいた可能性がある。日目上人の手紙には、この地の信徒に宛てたものがある。その関係から、弟子・檀那がこの地での湯治を勧めたのかもしれない。