爪上の生

爪上の生

【そうじょうのせい】

『守護国家論』(36頁)に出て来る。御書中に頻出される表現で「爪上の土」とされる場合もある。人間として生を受ける事が大変稀であるという事と、その中でも正法に巡り会えることのしさの譬えによく用いられる。


出典は『涅槃経巻卅三』「迦葉菩薩品第十二」にある、釈尊と迦葉との問答で、「爪上の土と十方世界の地の土はどちらが多いか」との釈尊の問いに、迦葉が「十方世界の土が多い」と答えると、それに対し釈尊が「謗法の徒は十方の土の如く多く、涅槃経典を受持する正法の行者は爪の上の土の如く少ない」と答えたとある。