玄義

玄義

【げんぎ】

天台の著した書。『法華玄義』(全10巻)のこと。

妙法蓮華経の題目の奥義を、「名・体・宗・用・教」の五重玄義により分析・解明した書。


「名」玄義とはそのものの名前。

「体」玄義とはその当体。

「宗」玄義とはその性質。

「用」玄義とはその働き・作用。

「教」玄義とはその影響力。

をいい、万物には全て五重玄がそなわっているとした。


『法華玄義』で天台は、『如来神力品第二十一』で、「結要付嘱」に関して、

「如来一切所有法」を名玄義

「如来一切秘要蔵」を体玄義

「如来一切甚深事」を宗玄義

「如来一切自在神力」を用玄義

「皆此経」を教玄義

に約し、妙(名)法(体)蓮(宗)華(用)経(教)と釈した。