臨終

臨終

【りんじゅう】

人生の終局に臨むという意味であり、まさに死ぬ直前の間際の状態であり、死亡後を含まない。


兄弟抄(1084頁)に曰く、「なにと・なくとも一度の死は一定、いろ(色)ばしあしくて人に・わらはれさせ給うなよ」と、非常に厳しい御指導があるが、これは大聖人の仏法では今生における善・悪の総決算が臨終の際に如実にあらわれる為でありその人が故人となる直前であるから、死後の生命・我がどのような境涯で法界に向かいつつあるかがその相にあらわれるとするからである。


また臨終正念とは、臨終に際して一切、心が迷わない事をさし、ある意味で臨終は予測しく、個人に於いては何時起きるか分からない事でもあるので、今のこの瞬間を、臨終と覚悟し生を燃焼する心意気が大切である。またこの一念心を正すのは、御本尊を根本におく以外にはない。


池田先生は、この臨終正念については、自分の臨終ではなく、「師匠」の臨終を迎えるつもりで祈り、行動し、生きていく中に本尊の常住も、師弟相対もあると近来御指導されている。