論語

論語

【ろんご】

儒家における基本的経書の一つ。孟子大学中庸と合わせて四書と呼ばれる。戦国時代末期(前三世紀)ごろまでに、孔子の門弟らによってまとめられた。名称は、孔子が弟子やその他の人々と政治道徳の問題について論じ合った語を編纂したところから付けられた。二十篇から成り、各篇の最初の書き出しの二字または三字をとって篇名がつけられている。内容は折からの戦乱期にあって、人間の親愛の心を取り上げて仁と名づけ、仁の上に伝統的な秩序を確立すべきことを説いている。それは権力による法治主義に対して仁徳による礼治主義を意味し、修己治人の道を踏む有徳者を君子と名づけ、教育目標とし、もって諸侯政治を内側から改革しようとしたのである。その表現には求道と道義心にあふれた人間孔子と、個性豊かな弟子達で構成された孔子学団の活動が生き生きと描かれ、どの語も、観念論的なものではなく、社会生活上の切実なる実践を主眼としている。日本には応神天皇十六年に百済から伝来したという。

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