随自意

随自意

【ずいじい】


随他意に対する語。すなわち仏の内証悟りそのままを説き示すこと。環境、機根、状況などに関係なく、仏道の本心のままに自由自在に振る舞う境涯。権実相対においては権教は随他意法華経随自意。本迹相対においては迹門が随他意、本門は随自意。種脱相対においては文上脱益の法華経随他意文底下種の南無妙法蓮華経が随自意となる。「諸経と法華経易の事」(991頁)に「仏九界の衆生の意楽(いぎょう)に随って説く所の経経を随他意という譬えば賢父が愚子に随うが如し、仏・仏界に随って説く所の経を随自意という、譬えば聖父が愚子を随えたるが如きなり」と。

無問自説折伏随他意