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2007-08-29法華経題目抄

法華経題目抄

【ほけきょうだいもくしょう】

文永3年(1266年)1月6日、日蓮大聖人45歳の時、安房清澄山でしたためられた書(940㌻)。いただいたのは念仏を称(とな)えていた女性で、大聖人の教えを信じたが念仏に執着する心を捨て切れないので、それを打ち破るために書かれたもの。大意は、法華経の題目を唱える功徳について問答形式によって述べられている。①南無妙法蓮華経と意味を知らずに題目ばかり唱えてもよいのかの問いに対し、世間的例などを挙げながら、八万法蔵の肝心である題目には偉大な功力があることを示される。ただし、信心が根本であり、信を根本にして題目を唱えればどんな悪業も免れることを、種々の実例を引いて説かれている②題目ばかりを唱えよ、という文証があるかとの問いに対し、妙法蓮華経、正法華経、添品法華経の文証を引かれ、広略要にあてはめて、題目は要であることを示されている③妙法蓮華経の五字にどれほどの功徳があるかとの問いに対し、はじめに経の一字は諸経の王で、一切の郡経を収めるものであり、妙法蓮華経の四字も、八万法蔵に超過すると述べられている。次に、妙の一字について妙とは開ということで、諸仏が説いた諸経の意も法華経にいたってはじめて開会したのであると開の義によって功徳を明かされている。また妙とは、具の義で、法華経の一々の文字に六万九千三百八十四字の徳を収めていると説かれ、更に妙とは蘇生の義があることから、その功徳の偉大さを述べられている。④全文の結びとして、釈尊、天台大師伝教大師の所説によって明らかであるように、女人は法華経をはなれては成仏できない。念仏に執着する心を早くひるがえし、法華経を信じ南無妙法蓮華経と唱えて成仏するように指導されている。御真筆は京都、本圀寺等にある。

ふりてんふりてん2011/06/17 18:07わかりやすくまとめておられますね。
ありがとうございました^^