yasuyo-yoの求道辞典

2007-09-01三毒

三毒

【さんどく】

善根を毒する貪・瞋・癡の三煩悩のこと。貪(むさぼり)、瞋(いかり)、癡(おろか)の三種の煩悩は一切煩悩根本で、一切の煩悩を摂し、衆生を今世、後世にわたって害するので毒と名づける。また、三毒充満した時には個人のみならず、一国をも不幸にし、小の三災(飢渇・疫病・合戦)の原因となる。大乗義章巻五に「然るに此の三毒は、通じて三界の一切の煩悩を摂す。一切の煩悩は能く衆生を害すること、其れ猶お毒蛇の如く亦た毒竜の如し。是の故に喩に就いて説いて名づけて毒と為す」(四十四巻565㌻)とある。曾谷殿御返事には「又減劫の時は小の三災をこる、ゆはゆる飢渇・疫病・合戦なり、飢渇は大貪よりをこり、やくびやうは・ぐちよりおこり・合戦は瞋恚よりをこる」(1064㌻)と述べられている。