yasuyo-yoの求道辞典

2007-12-18

現在十方の仏

【げんざいじっぽうのほとけ】

現在、十方に存在しているあらゆる仏ののこと。十方は四方(東・西・南・北)と(東南・東北・西南・西北)に上・下ニ方を合わせていう。


現在の因

【げんざいのいん】

現世の業因のこと。未来世の果報をもたらす現世の業因をいう。


現在の果

【げんざいのか】

過去世の業因によってもたらされた現世の果報をいう。


現在の五果

【げんざいのごか】

十二因縁(無明・行・識・名色・六入・触・受・愛・取・有・生・老・死)を三世の因果に立て分けたとき、現世の果とされる識、名色、六入・触、受のこと。識とは過去の行業によって母胎に宿るときの心のこと。名色とは胎内で発育した六根を形成するまでの五陰のこと。六入とは、六根を具足して胎内から出生すること。触とは苦楽の分別なく物に触れて感ずること。受とは苦楽を分別して感受することをいう。無明、行の過去のニ因が現在に至って五つの結果となって顕れるとされる。倶舎論巻九に「識は正しく生を結ぶ蘊(うん)なり。六処の前は名色なり。眼等の根を生ずる従り、三の和する前は六処なり。三受の因の異に於いて、未だ了知せざるを触と名づく。婬愛の前に在るは受なり」とある。


現在の三因

【げんざいのさんいん】

十二因縁を三世の因果に立て分けたとき、現世の因とされる愛・取・有のこと。

愛とは物や異性を欲すること、取とは満足の境界を得るために奔走すること、有とは来世に生まれる姿という果をもたらす行為のことをいう。この現在の三因によって生、老死という未来の果を生ずるとされる。倶舎論巻九に「資具と婬とを貪るは愛なり。諸のの境界を得んが為めに遍く馳求(ちぐ)するを取と名づく。有は謂わく、正しく能く当有の果を牽く業を造る」とある。

ゲスト



トラックバック - http://sokagakkai.g.hatena.ne.jp/yasuyo-yo/20071218